望ましい音楽教育への一里塚、“和楽器”活用のための私案です。まず、次の前提条件を正しく理解しましょう。
教育流方式と伝承的方式を比較してみましょう。
次例は箏の場合ですが、他の和楽器にも共通点が多くあります。
| 項目 | 教育流方式 | 伝承的方式 |
| 音素材 | 日本の音と教室で使われている西洋の音も。 | 日本の音。 |
| ねらい | 日本の音を楽しみ、親しむ。 | 伝統の重視と高度の演奏。 |
| 内容 | 奏法の理解と編曲・合奏など活用の方法。 | 主に演奏法。 |
| 曲目 | わらべうたから始め、教科書教材も重視。 | 「さくら」から新・古曲など。 |
| 調弦 | 2本(音)の旋律奏から民謡調子・平調子などへ。 | 平・乃木・楽調子などへ |
| 一弦は | 主にE/平調、五弦の乙(1オクターブ低い)。 | D/壱越、五弦と同音。 |
| 演奏者は | 1面を一人または複数で連弾。 | 1面は一人。 |
| 楽譜 | 五線譜と奏法譜。 | 奏法譜。 |
| 記譜法 | 弦名は漢数字、算用数字(外国で即応)。 | 漢数字。 |
| 授業時数 | 年間数時間〜15時間程度? | 通年。 |
基本的な用語が混乱しています。
日本の音素材による音楽を表すと思われる用語がそれぞれ一人歩きしています。邦楽、日本の音楽、日本音楽、日本の伝 統音楽・伝統的音楽、和楽器の音楽など。音楽のモトは音です。 和楽器の音や日本人らしい歌声が主役の音楽を、漢字2字で邦楽と、呼びたいのですが、いかがでしょう?
次期学習指導要領改訂は、次の二点をカギにしてほしいと思います。